外国人経営者が法人口座を作るとき
会社の法人口座を作るとき気を付けること
外国人方が日本で会社を設立し、ビジネスを行う場合、会社の法人口座を作る場面に出会うことがあるかと思います。
金融機関自体は本人の好みや利便性などによって、自由に選べますし、また求められている書類を提出して審査を受け、審査が通れば口座開設ができるという流れもどこでもだいたい一緒です。
意思疎通ができるレベルの日本語ができるか?
そして、忘れてはならないのが、日本語でのコミュニュケーション力です。
お金さえ預けられたら大丈夫なのでは?と思われる方も多いかと思いますが、思っている以上に金融機関では慎重に考えているようです。
最近も、口座開設をしたいという外国人の方の付き添いで銀行に行く機会があったのですが、やはり日本語での意思疎通ができるかどうかについては大変注意しているとのことでした。銀行員の方が「いつから日本にいるのですか?」など外国人本人に話しかけ、応答の様子もチェックしていました。
どこで、どんなビジネスをするのですか、ということも重要なのですが、コミュニケーション面も重視されていることがよく分かりました。
銀行員の方曰く、会社を経営していると色々なことが起こりうるので、そのような時に連絡をとっても対応がままならないということを避けるため、口座開設の時点で日本語のコミュニュケーション力を確認している、ということでした。
これから口座開設をされる外国人の方で、日本語を話すことにそこまでの自信がない方もいらっしゃるかとは思いますが、事前準備として、自分自身の簡単な自己紹介や、自分のビジネスの概要などを日本語でまとめておき、言葉が出やすいように整理しておくといいかもしれません。心づもりをしておくだけでも少し話しやすくなるでしょう。