都内中小飲食事業者向けの支援策~新たに「テイクアウト」「宅配」「移動販売」を始めた場合

東京都中小企業振興公社の助成金「業態転換支援事業」

近所を歩いていると、これまで夜間中心に営業していた飲食店が、昼間にお弁当を販売しているのを見かけました。
コロナの影響により、やむを得ず営業パターンを変えて頑張っているようです。
今までやっていなかったことをやるわけですから、それに伴う経費負担、心理的な負担もたくさんあり、本当に大変だと思います。
広告を打ったり、宅配用の資材を用意したり、宅配用の車両を準備したり、結構経費もかさむことでしょう。

このような、経費の助成のために設けられたのが、東京都中小企業振興公社の支援事業である「業態転換支援事業」です。
コロナ対策のために、新しいサービスを行うようになった都内の飲食事業者に、経費の4/5まで(上限100万円)までが助成されます。
第1回申請期限は5月18日で、6月1日に交付決定がなされる予定です。
詳細な情報はこちらからhttps://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/conversion.html

業態転換支援事業の申請の際の注意点~助成金は後払いです!

例えば、弁当の宅配のためにバイクを買おうとする場合、買う前に申請を行う必要があるのです。あらかじめ助成金をもらえるケースであることを公社に認めてもらったうえで、その後に実際に購入するという順番になります。簡単に言うと、このような流れになります。
①見積書などにより、必要と考えられる経費を示し、申請する。
交付決定が下りる。
③バイクを購入(交付決定が下りてから経費が発生したことが、助成金をもらうために必要)
④購入後の報告
⑤検査、助成金額の決定
⑥助成金を請求→助成金が交付される

また、注意すべきこととして、予算額に達してしまった場合は受付期間中であっても終了してしまうことがあります。業態転換支援事業においては、最終期限が11月25日(第15回)となりますので、もし該当する場合は早めに申請することをお勧めします。
購入後にも報告をして、金額を確定するなど、多くのステップを踏む必要があるため、手続きは長期間に及ぶ可能性もありますが、せっかくの制度ですのでうまく活用していきたいものです。

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